九州豆本

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 今でこそ、豆本シリーズはほとんどなくなってしまいましたが、昭和時代には、いくつかの豆本版元から定期的に豆本が刊行されていました。
 私が買っていたのは日本古書通信社から発行されていた「こつうまめほん」と、胡蝶の会で発行していた「胡蝶豆本」です。

 豆本は、新作が出たからといって新刊書店の店頭に並ぶわけではありません。原則として、事前に版元に直接「会員になりたい」と申し込んでおき、そうすることで新刊が出るたびに送られてくるので、「シリーズの本は無条件で全部買う」というのが通例でした。
 豆本は、大量生産ではあっても、手作業の部分も多く、数十からせいぜい200部程度までの発行部数の出版物です。したがって、いずれも「限定版」でした。会員には、毎回同じ、決まった限定番号の本が送られてくるわけです。

 これらのシリーズは、原則として判型が決まっていて、内容に合わせて外装に趣向が凝らされるという方式でした(詳しくは、いずれ話題にします)。
 サイズはシリーズによって色々ですが、形の奇抜さ(豆粒のように小さいとか、三角形だとか)を追求しただけではなく、中身もある程度読ませるような文章が収められているものは、本の天地寸法が9〜10cm程度はあるものが多かったと思います。

 画像は、つい先日、青猫書房の古書目録で購入した「九州豆本」のうちの一部です。いずれも昭和30年代に発行されたものです。本の大きさは10×80cmで、色糸で中綴じされています。
 本文部分は活版印刷ではなく、謄写版印刷(「ガリ版」と言った方が、なじみ深い向きもあることでしょう)です。こんなところも「昭和」ですね。
 

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by azusa12111 | 2008-02-27 01:20 | 豆本百科


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