『紙の宝石』ジャケット カットは小林ドンゲ・作の坂本一敏蔵書票の意匠から 『紙の宝石』表紙 紺地の布に文字を白箔押し 〈左下〉『紙の宝石』口絵 清宮彬・作の蔵書票(カラーコピー)を貼込み 私が本格豆本の世界に入ったのは、胡蝶豆本の会員になってからである。 発行元は「胡蝶の会」で、会報「胡蝶」(月刊)に掲載される、本に関するエッセイを胡蝶豆本として刊行していた。主宰者の石橋一哉さんは製本好きのおじさまで、豆本の製本は石橋さん本人が手ずから行っていた。 画像は坂本一敏『紙の宝石』(昭和56年4月発行、胡蝶豆本16、限定150部)である。 口絵として、蔵書票4点が貼り込まれている。清宮彬、前川千帆、小島徳(実際の字は、「直」の下部に「心」)次郎、馬渕晃の坂本蔵書票である。私の手元にあるのは、もちろん貼込み書票はカラーコピーだが、発行当時まだカラーコピーは普及しておらず、コピーではありながら高価な図版であった。 本に貼り込む小版画、蔵書票は、小さいながらも美しいその作品の様から、「紙の宝石」と呼ばれている。 坂本さんは、日本書票協会(蔵書票の愛好団体)の会長も務めたほどの蔵書票愛好家であった。この本には、蔵書票とは何か、そして海外と日本の蔵書票の歴史について、丁寧にしたためてある。 小版画である蔵書票が「紙の宝石」なら、この豆本は「書物の宝石」といったところだろう。 〜〜〜〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜〜〜〜 *豆本関連記事満載!「田中栞日記」も見てね http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111 *豆本作りワークショップ(布装の和or洋豆本+折紙豆本) 「ふくまめ」にて3月22日(土)・23日(日) http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/39738873.html *ワークショップ「1日教室/製本フルコース」開催します 2008年4月19日(土)朝〜晩、製本三昧! http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/34777498.html *通信講座「消しゴム版画で蔵書票」朝日カルチャーセンター http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/0801koza/I0108.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
by azusa12111
| 2008-03-04 21:42
| 豆本百科
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