和本は外装に糸がかかっているので、その一本だけで本全体を綴じてあると思われがちですが、実はそうではありません。 表紙をつける前の、本文紙だけをまとめて下綴じしてあります。下綴じした本文紙の束を化粧裁ちしてから、前後に表紙をつけて糸で綴じるのです。 下綴じは本来、強靱な和紙で作った「こより」を使って行いますが、この「こより」をきちんと作れるようになるには熟練が必要です。製本工房リーブルで「こより」という製品を売っていますが、豆本に使うのには太く、ごろごろと表紙側に出っ張ってしまうという欠点があります。 そこで、趣味の豆本製本では、糸で仮止めする程度で良いのではないかと思い、ワークショップではこの方法でお教えしています。 まず金属目打ちを樫矢(「かしや」、木の棒)で叩いて本文紙の綴じ代側に3つの穴を開け、三つ目綴じの要領でそこに針で糸を通して綴じます。「三つ目綴じ」というのは、断面図で見ると、8の字を描くように通すやり方です。 穴が2つだけでは本文紙が安定せず動いてしまうので、穴3つで綴じるこの方法が一番簡単でしっかりできると思います。 〜〜〜〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜〜〜〜 *豆本関連記事満載!「田中栞日記」も見てね http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111 *ワークショップ「1日教室/製本フルコース」開催します 2008年5月17日(土)朝〜晩、製本三昧! http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/34777498.html *通信講座「消しゴム版画で蔵書票」朝日カルチャーセンター http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/0801koza/I0108.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
by azusa12111
| 2008-04-02 12:14
| 豆本づくり
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