2008年 04月 02日 ( 1 )

豆和本の下綴じ

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 和本は外装に糸がかかっているので、その一本だけで本全体を綴じてあると思われがちですが、実はそうではありません。
 表紙をつける前の、本文紙だけをまとめて下綴じしてあります。下綴じした本文紙の束を化粧裁ちしてから、前後に表紙をつけて糸で綴じるのです。

 下綴じは本来、強靱な和紙で作った「こより」を使って行いますが、この「こより」をきちんと作れるようになるには熟練が必要です。製本工房リーブルで「こより」という製品を売っていますが、豆本に使うのには太く、ごろごろと表紙側に出っ張ってしまうという欠点があります。
 そこで、趣味の豆本製本では、糸で仮止めする程度で良いのではないかと思い、ワークショップではこの方法でお教えしています。

 まず金属目打ちを樫矢(「かしや」、木の棒)で叩いて本文紙の綴じ代側に3つの穴を開け、三つ目綴じの要領でそこに針で糸を通して綴じます。「三つ目綴じ」というのは、断面図で見ると、8の字を描くように通すやり方です。
 穴が2つだけでは本文紙が安定せず動いてしまうので、穴3つで綴じるこの方法が一番簡単でしっかりできると思います。

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by azusa12111 | 2008-04-02 12:14 | 豆本づくり